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新着情報
日刊木材新聞にKSSKの活動が特集されました
更新日:2022/8/3
KSSKの取り組みが「日刊木材新聞・1面」2022年7月29日号に取材記事として掲載されました。
3社連携で高性能住宅建設支援
金融含めたサービスを構築(ウイング,野原住環境,KSSK)
ウイング(東京都、倉田俊行社長)、野原住環境 (同、大西譲二社長)、建設業総合支援機構(KSSK 横浜市、 本橋秀之会長理事)は、3社連携により2×4高性能パッケージ住宅を展開する。 まずは断熱等性能等級5、1次エネルギー消費量等級6を標準仕様にした規格住宅を、 エスクローを活用した取引手法で提供していく。
金融まで踏み込んだ高性能住宅建設支援の仕組みを構築することで、高性能住宅の普及に貢献するだけでなく、工務店や木材・建材流通が抱える課題解決につなげたい狙いもある。
3社連携による2×4高性能パッケージ住宅は、高性能住宅対応の断熱・設備仕様提案に強みを持つ野原住環境と、2×4工法合理化構造「UnionFrame(ユニオン・フレーム)」を展開するウイングの住宅躯体への知見を取り入れた経済合理性の高さが最大の特徴。
加えて、3社連携によるスケールメリットも期待でき、より高い競争力を発揮できる見通しだ。住宅建設後の将来的設備交換を見据え、躯体や断熱性能などの住宅性能そのものに主眼を置き、設備仕様は第3種換気やエコジョーズなど一般的な仕様ともしている。こうした仕様に、KSSKの建設業界への支援ノウハを取り込み、取引手法には
エクスローを探用する。
エクスローは、いわゆる第三者預託で、契約当事者の間に入り、商品などの授受や代金決済等の安全性を確保するサービス。
取引手法にエクスローを採用することで、コロナ禍やウッドショックなどで工務店の資金繰りへの懸念が高まる半面、木材・建材流通などでは与信不安から資材供給がしづらく、売上高の減少につながっているという難題を解消した。 施主に対しても、竣工・引き渡しまでの完成保証となる。
3社では、今回の連携によりこれまでとは異なる新しいサプライチェーンの構築に取り組むことで、大手に比べ資本力に乏しい中小工務店の支援強化につなげていきたい考えだ。加えて、これを一つの手段に、経済を住宅産業から変えていきたいと意気込む。
この2×4高性能パッケージ住宅は今年度の国交省グリーン化事業で運用を始め、等級6、7などのより高性能な住宅仕様には3社連携で個別相談に応じていく。